水音に誘われて

趣味の釣りや日常の徒然を綴っています。
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脊梁山地にイワナを求めて

急に暖かくなりました。
今日は五月下旬並みの陽気。大宰府では29度の夏日になったようです。

土・日も天気に恵まれましたが、私は諸事に追われて釣行できませんで
した。

そこで、リフレッシュとGWの肴を確保するため、休みをとって渓に向
かいました。

当初は2週間前に行った渓でイワナを釣る予定でしたが、釣り仲間からの
情報によると、週末は相当混雑していた上にあまり芳しくなかったとの事。
そこで、予定を変更し、昨年9月にイワナを釣りに行った渓に向かうこと
にしました。

実はこの渓、林道工事のためしばらく通行止めになっていたのですが、
この日曜日に解除されるとの情報を得ていました。

そうであれば、昨日入っていても一人か二人。
翌日でも十分釣りになるでしょう。

ただし、人気の渓ですから、平日とはいえ場所取りが必要です。
前夜のうちにお茶や握り飯を準備し、5時前に福岡を出発しました。

高速を南下し、長い林道を走って渓の入口に着いたのが7時過ぎ。

前回の釣行記にも書いているとおり、ここは車停めから入渓ポイントまで
しばらく歩かなければなりません。

この渓は脊梁山系の山頂近く。
林道からは1000m近い山の頂きがすぐそこです。

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30分程で渓の降り口に着きました。
前回は入渓点を間違えて釣行区間が短かったのですが、今回はなんとか
見つけることができました。

さて、降り口から渓までしばらく下りますが、今日は杣道に鹿の足跡しか
見当たりません。昨日から入渓できていたはずですが、手間のかかる渓な
ので、もしかしたら誰も入っていないのかもしれません。

そうであれば大チャンス。
逸る気持ちで渓に降り、早速準備をはじめますが、何か足りないなと思っ
たら偏光グラスがありません。どうも車に置き忘れてきたようです。
しかも、いつも使う0.4号のティペットも1m程しか残っていない…(泣)

かと言ってまた30分かけて車まで取りに帰るわけにもいかず、仕方なく
偏光グラスなし、ティペット太しの状況で釣り上がることにしました。

時刻は8時過ぎ、渓には木漏れ日が差し込み、虫も飛びだして良い感じ。
散発的なライズも見られます。

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早速釣りを開始しますが、逆光でフライが見えづらく、太いティペットの
ためドラグもかかって、バラシの連続。

それでも、今日は活性が高く、めぼしいポイントからは素直に魚が出てきます。

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しばらく遡行すると目の前に見上げる大滝が出現しました。

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途中の大滝の滝壺からは良型のエノハ。

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山岳渓流のエノハらしく、幅はあまりありませんがイワナのように胴の丸い
筋肉質なエノハです。

大滝は高巻いて越えましたが、クリアするのにかなりの労力を要しました。
ロッドをたたんでベストの後ろに差し、釣り人か沢登りかの先人の残したロー
プに命を委ねて崖を捩り上がります。

もともとこの渓の岩は滑りやすいのですが、滑ったら最後の場所なので平たい
ところに降り立った時の安堵感といったらありません。

前回釣行でシューズのフェルトが減っていて何度も滑ったので、今日に合わ
せてシューズを新調しておいて良かったです。

さて、この滝の前後からイワナが混じりだしました。

岩盤沿いのイワナらしいポイントからも出ますし、流れの巻きに浮いているのもいて、
本格的なイワナ釣りが楽しめました。

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どれも7~9寸程の良型揃い。昨秋のちびイワナが人のいない間に大きく
なったのでしょう。腹の黄色いタイプやオレンジの斑点の強いものなど結構
個体差があります。

滝の上で腹出しをして休憩をとり、さらに釣り登っていきます。

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しばらく釣って砂防堰堤が現れました。
堰堤は餌釣りで抜かれていることが多いのですが、しばらく人が入っていない
からか、今日は魚が開きに出ています。

丁寧に流していくと、良いエノハが掛りました。

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体側のオレンジ色が鮮やかな、精悍な顔つきをした雄エノハです。

堰堤を越えてしばらく行くと、ようやく昨年入渓した地点に来ました。
やはり、前回は相当ロスしていたようです。

ここまで来ると渓の出口はもうすぐです。
最後のゴルジュを高巻きし、数匹追加して脱渓。

時刻は12時半。本当はもう一本入ろうと思っていたのですが、クリール
もかなり重くなっていたので今日も早上がり。

晴天の渓で偏向グラスをかけていなかったので、目の疲労が強く、ピントが合わ
なくなって限界でした。やっぱり最終確認をしっかりしないといけないですね。

少し休憩をとって山を下り、夕方までに帰着しました。

昼までの短い釣行でしたが、大小合わせてかなりの数が釣れました。

20cm以上の良型のみ、20匹ほどキープしましたが、アベレージサイズも大きく、
満足のいく釣果でした。

夜は時間があったので久しぶりに「炭焼きろばた」を出してきて焼きました。

三女も塩降りと串打ちの邪魔をしながら手伝ってくれました…(笑)

やっぱり炭焼きは良いですね。今日も酒が進みます。

今日はクリーム色と黒の2種類のストーンフライをよく見かけました。
フライはエルクヘアカディスとピーコックを使ったパラシュートパターン
への反応が良かったので、多分そんなのを食べていたんだと思います。

さて、GWは予定が詰まっているし、人も多いので渓には行けないと思い
ます。次は鮎の解禁でしょうか。

今年は良いとの前評判でしたが、冷水病の疑いが出ているとのことで少し
心配ですね。

ともあれ、今日は山岳渓流を満喫する良い休日になりました。
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新緑の渓、エノハが乱舞

今年は雨が多いですね。

日曜日はまた雨の予報なので、貴重な晴れ間を活かすべく、エノハ釣
りにでかけました。

過去の記事を見ていると、この時期は玖珠郡漁協管内に行って貧果に
終わっています。先週の山岳渓流は少し早かったようなので、今日は
その折衷案でGW前頃が一番良い普通の渓流にしてみました。

フライに出るのは日が昇って暖かくなってからですが、人気の渓なの
で、早い時間からの場所取りが必要です。

福岡を5時に出発し、6時半に現地着。

渓沿いに車を走らせると、案の定、数台の車が停まっています。

運よく目当てのポイントは空いていましたが、準備をしていると数台
の車が様子を見ながら通り過ぎていきました…(笑)

ゆっくり準備をして7時15分釣り開始。

渓沿いには遅咲きの八重桜。今を盛りと咲き誇っています。

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今日は暖かくなる予報ですが、放射冷却の影響でまだ渓は冷え込んで
います。虫もほとんど飛んでないので、最初は沈めてみますが、あん
まり反応が良くありません。まだエサ場に出てきていなのでしょう。

エノハが付いている流れを確認しながらしばらく釣っていると、渓に
日が差して虫が飛びはじめました。

少し厚みのある流れを叩くと、最初のエノハが毛鉤を咥えました。

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まずまずの型です。

小規模な沢ですが、水はジンクリアで水量もそこそこです。

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がっちり良いところに掛っています。
基本的にスレ針を使っていますが、ここに掛ればまずバラシは
ありません。

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9時を過ぎ、気温も高くなって活性が上がりだしました。

虫も、ミッジ→ガガンボ→メイフライ→カディス と推移し、大きめ
のフライでも出るようになりました。

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新緑の渓は本当に気持ちが良いですね。
九州北部の毛鉤釣りには一番良いシーズンだと思います。

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小さいのも釣れますが、良い流れから出るのはだいたい20cmを超
えた立派なエノハ。虫を飽食したエノハは、肌艶も良くよく引きます。

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渓沿いには、シャガの花。初夏が近い事を教えてくれます。

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10時過ぎまで釣って脱渓点まで来ました。

結構釣れた感はありましたが、以前から気になっていた沢があったの
で初めて入ってみました。

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ここでもアマゴ交じりで綺麗なエノハがポンポン出ます。

今日は運よくエノハが虫に夢中になるタイミングに当たったようです。
虫が出てライズもそこそこあり、そのライズもだいたい捕れました。

失敗したライズも、時間を空けてフライを変え、3つも取りました。

しばらく釣っていると、昼を告げるサイレンが渓に響き渡りました。
イブニングまでやればまだまだ釣れそうでしたが、クリールも重く
なったので今日はここで終了。

こんな日に深追いすると怪我をしたり、道具を破損したりろくな事が
ないですからね。適当なところで止めるが吉です。

朝が早かったので、少し日陰で昼寝をし、帰り際に釣り具屋に寄って、
夕飯までに帰りました。

先週の渓よりも一回り大きく型揃いです。

2015041811.jpg

さて、フライフィッシングの世界では、毛鉤パターンのメインとなる
カゲロウの事をメイフライ(五月の羽虫)と呼びます。

西洋式毛鉤釣りはヨーロッパ発祥ですから、緯度の高いヨーロッパの5月
は九州ではこの時期に相当するのかもしれません。

今日はドライフライで思いどおりに釣れて、本当に楽しい半日でした。
GWはいろいろ予定がありますし、5月20日は鮎の解禁ですから、もし
かしたら前半のフライは今日までかもしれません。

もう一度くらいどこかに行けるでしょうか?

行けたなら、次はイワナを載せたいと思います。

久しぶりの渓へ

4月に入ってぐずついた天気が続いています。

今日は、半蔵君と熊本の山岳渓流まで足を伸ばしました。

この水系は昔、ShallowRiverさん達とよくイワナを釣りに来て
いたエリアです。

本当は昨日行こうと思っていたのですが、金曜日にまとまった量の
降雨があったため、水が引くのを待って今日にしました。

超人気河川の日曜日釣行。

場所確保のため福岡を出たのは午前4時。高速を走り、長い峠
をクリアして6時半に最初の渓の入口に着きました。

はたして、朝食の握り飯を頬張りながら準備をしていると、釣り人
と思しき車が数台通過。

あと10分遅かったら入れなかったかもしれません…。

さて、天気は薄曇。

標高が高い渓なのでようやく山桜が散りはじめたくらい。
少し肌寒いですが、日中は気温が上がる予想なのでこの天気なら
大丈夫でしょう。心配していた増水も+10cm程度で、濁りもあり
ません。

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取水堰堤のゲートをクリアして7時釣り開始。

朝早いうちはドライフライへの反応が悪いので、取水ダムの流れ
込みで2人でウェットフライを流しながら活性が上がるのを待ちました。

水温は低いですが、ウェットフライには反応が良く、小型のエノハ
がポンポン飛び出します。

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しばらく遊んでいるとドライにも反応が出はじめたので釣り上がる
事にしました。

ユスリカ、ストーンフライ、小型のカディス、#16サイズのカゲロウ等
いろんな虫が出はじめ、ライズも始まりました。

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熊本の山岳渓流らしい渓相。
木々が芽吹き、いよいよ山岳渓流もシーズンインです。

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これはパーマークが円形に近いタイプのエノハ。

一昔前、仲間内ではここのエノハには3タイプがいるという話をよくしていました。

 1.腹まで黒点がびっしりあるマダラタイプ
 2.背に黒点がほとんどなく、パーマークも不鮮明なタイプ
 3.パーマークが円形のタイプ

そして、我々の中でこれらは原種に近いエノハと言っていました。

実際には過去に放流した種苗などの影響もあるのでしょうが、黒点が
多かったり、赤味が強かったり、沢によって随分姿が違っていたので、
この説にはなんとなく説得力がありました。

さて、釣りの方はそれらしい場所を流せば素直にエノハが反応する
ので、2人とも結構な数を釣りました。
しかし、放流サイズが多く、今一つサイズが伸びません。
また、密かに狙っていたイワナも反応が3回あったのみ。
1回は良型を掛けたものの掛かりが浅くてバラシ…(泣)

しばらく釣り上がって高巻きできないゴルジュに行き当たったので
引き返しました。

脱渓後は車で回り込み、更に上流部に入渓。
ここでもエノハは出ましたが、更に小型になったので、あきらめて
枝沢に移動しました。

枝沢の合流点ではライズが捕れましたが後が続かず…。

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雲行きが怪しくなり、風が強くなって小雨が降りはじめたので諦め
て15時半終了。

帰りは、半蔵君の運転であっという間に峠を下り、選挙と夕飯に間に
合うように帰福できました。

今日は途中で腹出しして帰ったので、「お手伝いがない…」と三女
に怒られました…(笑)

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やっぱり山岳渓流のエノハはクセがなく、旨味もあって良いですね!
連休を過ぎれば、脂も乗ってもっと美味しくなるでしょう。

さて、今日はサイズも伸びず、イワナも釣れませんでしたが、久し
ぶりにこのエリアにやってきて、いろいろ思い出しながら楽しく釣
る事が出来ました。

もともと、鮎シーズンくらいから良くなる渓なので、エノハもイワナ
もこれから虫を飽食して初夏~盛夏にかけてもっと大きくなるでしょう。
ねぼすけのイワナもその頃には淵に浮きはじめるはずです。

次は下界が汗ばむ陽気になった頃、鮎掛けの合間を見て訪れたいと
思います。

アブラメを釣りに

木曜の朝、出勤前に寅爺様から電話がありました。

「明太子はわかっちょったんじゃけど、本名がわからんで、住所録から
探すのに苦労したバイ」

どうも、エノハ釣りが貧果なのを見かねて、わざわざ電話してきてくれた
ようです。

聞けば、マル秘ポイントに良型のエノハがいるとの事。

これは行かなければなりません…(笑)

週末は生憎の雨でしたが、まつお釣具さんの鮎用品展示会に顔を出しがてら、
件のポイントに行ってきました。

15040501.jpg

道端のタンポポ。多分日本タンポポ?

で、この日のブログには、

「丸々太った尺上のエノハ。三女も大はしゃぎです。」

と書きたかったのですが、そうは問屋が卸さない。
実際は木っ端エノハを数匹のみ。

雨の後で濁りがあったので、本命ポイントではミミズ君も投入して
みましたが、アブラメと赤バエのオンパレード。

既に釣られてしまったか、エノハの機嫌が悪かったか、腕のせいか…。

まあ、釣りはこんなものです。

諦めてまつお釣具さんの展示会に行き、寅爺様、聖ちゃん、鮎遊会の方達と
楽しくお喋りして帰りました。

聖ちゃんからは、今年の秘密兵器になりそうな針の巻き方を教わり、早速
家に帰って巻きました。なかなか良い具合かな…?

ということで、前置きが長くなりましたが、表題の件。

今日は家内に子守を頼まれたので三女を連れてお出かけ。
車には昨日のミミズの残り。

で、思いついたのがアブラメ釣りです。

先日、キラッチさんに「アブラメは揚げたらそこそこ食べられますよ」と
けしかけていたので、私も実践しておかないといけません…(笑)

昼下がり、バケツと延竿を持って近くの谷川に車を走らせました。

ここはダムの上で水質も良く、昔は有志による放流で、エノハも釣れていた
ところ。でも、今はアブラメとハエの巣窟…(笑)

ミミズを半分にしてちょん掛けすれば、子供でも比較的簡単に釣ることが
できます。

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小一時間ほどで、酒のつまみには十分な数が釣れました。
死ぬと生臭くなるので、生きたまま持って帰りました。

三女は魚が大好き。
ドジョウのように逃げ回るアブラメを捕まえて楽しそうです。

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腹出しも一緒にやりました。

腹を出したら荒塩で揉んでヌメリをとり、小麦粉をまぶして二度揚げし、
ネギをたっぷり入れたポン酢の中にジュッ。

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簡易版の南蛮漬けですが、味はなかなかです。


さて、私の実家付近の川にはアブラメはいません。
川は沢山あるのですが、山が低く雨の少ない土地なので、比較的冷水を好む
アブラメには厳しいのでしょう。

そのかわり、私の実家では海の魚にアブラメがいます。
今日、大分の姉に「アブラメ釣りに行ってきます」とLINEしたら、「どこの海に行きよるの?」
と返事が返ってきました。

海のアブラメはアイナメに姿形がそっくりな魚ですが、ホゴ(カサゴ、福岡ではアラカブ)
のような体色で二周りくらい小さい根魚です。図鑑によると、標準和名はクジメと言うよ
うです。実家では、本物のアイナメはオツムギと呼んで区別していました。

このアブラメは冬が近くなるとどこからともなく出てきて、ホゴの穴釣りに
混じって良く釣れていました。

川でも海でも「アブラメ」は子供達の良い遊び相手。

不思議な名前の一致ですね。

今度帰省したら、久しぶりに海のアブラメでも釣りに行こうかなと思います。

その前に、ちゃんとエノハも釣らないとですね…(笑)
プロフィール

明太子(^^)

Author:明太子(^^)
春と秋は渓流のフライフィッシング、夏は鮎の友掛け、晩秋から冬はダゴチンや海のフライフィッシング。年間通じて魚を追いかけています。
フライフィッシングは大好きですが、料理も食べる事も大好きなので、いわゆるC&R派ではありません。フライで釣った魚を食べることに抵抗のある方もおられると思いますが、その点は予めご了解ください。

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