水音に誘われて

趣味の釣りや日常の徒然を綴っています。
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断水と空き家問題

全体的に九州は雪に弱いですね。

娘達の学校は、雪と凍結による水道管破裂で結局2日間休校になりました。

雪が融けだした昨日からは、凍結していた水道管にも水が巡りはじめ、あちこちで水漏れが発生しています。
九州は27万世帯が断水の被害に遭ったようで、ついに我が家の近辺でも部分的な断水が始まりました。

福岡県内では、県南の大牟田市で水道管の破裂が相次ぎ、現在も多くの世帯で断水が続いているようで、一日も早い復旧が望まれます。

さて、この大牟田市。
断水の大きな原因となっているのが空き家の問題のようです。

空き家で水道管が破裂してもなかなか発見されません。

その間、水は出っ放し。

数が多ければ、当然給水タンクに水が溜まらず、水圧も上がらず、結局断水して漏水箇所を潰していくしかないという事のようです。

かくいう私も、人のいない実家が気になっていましたが、やっぱり漏水していたようで、水道係をしている近所の方から連絡が入りました。

どうも風呂のボイラーに入る水道管が凍結して割れていたようです。

水道係の方が応急処置をしてくれて、その後、近くに住む姉も点検に行ってくれていたので大事には至らなかったようですが、やっぱり離れていると心配になりますね…。

近いうちに帰省して修理しなければなりません。

空き家問題…。

社会的にも私としても深刻な問題です。
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冬の味覚(橙・だいだい)

記録的な寒波で福岡でも大雪が降りました。

福岡市博多区では観測史上最低の-4.4℃を記録したようです。

我が家の周りも一面の雪景色。

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積雪自体は毎年ありますが、福岡でここまで降るのは初めてです。

暖冬などと言われていましたが、自然は全体バランスをとるらしいので、今まで暖かかった分の揺り戻しでしょうか?

さて、道路も凍って外出もできないので、先日妹に届けてもらった実家の橙を処理する事にしました。

実家の橙は随分昔に祖母が植えたもの。

手入れなど全くしないのですが、毎年ほとんど残さず収穫しているので、木に負担がかからないのか良く実ります。

年末に帰った際に2袋収穫し、今回は姉と叔母のところに2袋ずつお嫁に行ったようですが、我が家の分がまだこんなにあります…(笑)

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そんなに大きくない木が一本だけなのですが、これだけの収穫があるのは驚きですね。

妹も、毎年宅急便で送ってくれていたのですが、今年は豊作でさすがに送れる量ではなかったので、先日、日田に遊びに行く
ついでに落ち合って貰ってきました。

橙は、そのままにしていても実が落ちず、春になるとまた青くなり、3年(3代)ほど木に残って新しい実と共存することから、代々実る果実ということで「だいだい」と呼ばれるようになったと聞いたことがあります。

縁起物として、正月の鏡餅に載せるのは、蜜柑ではなくて橙が正式というのが我が家の決まり。

年末の餅つきでは、この橙でポン酢を作り、畑の大根を擦り入れて酢餅にするのが定番でした。

私は餅が上好きではないので、焼餅等は好んでは食べませんが、この酢餅だけは別ですね…(笑)

実家では、よくこの橙酢を使っていたので、酢味噌も正月のナマコも、あちゃら漬けも、橙酢でないと何となく物足りません。

以前は、親父や祖母が橙の事を心配していたのですが、今は冬になると私が「だいだい、だいだい…」と言うので、妹に「血は争え
んな」と呆れられます。

考えてみれば、橙なので代々続くのが当たり前なのかもしれません…(笑)

さて、橙は涼しいところに置いておけば1月ぐらいは余裕で持ちますが、酢の量も多いので、料理にかけるくらいなら一回で一個もあれば十分です。我が家だけでこれだけの量はとても使い切れません。

かといって、都会の一般家庭にそのまま渡しても喜んではもらえません。

そこで、家内の提案でポン酢にし、日頃お世話になっている家へのお遣い物にすることにしました。

作り方は以前書いたカボスポン酢とほとんど同じです。

ただ、自家用には使い慣れた国東の醤油を使いますが、お遣い物なのでこちらの味に合わせて福岡の醤油を使いました。

果汁だけ絞るとせっかくの橙の香りが付かないので、表面を丁寧に洗い、皮目を下にして絞りました。大きくて皮が固いので、かなり握力が要ります。

これでやっと3分の1。

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この後、我が家用に500mlのペットボトルで4本分を制作しましたが、それでもまだ3分の1残っています。

さすがに握力がなくなりました…。

それから、調子にのってこんなのも作ってみました。

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これも柚子胡椒と同じ造り方。

橙の苦味がどうかな?と思っていましたが、これはこれで結構いけます。
特に餃子との相性が抜群!

もう少し作ってみようかな…?

残りはこんな風に蕪をあちゃら漬けにしてみたり、もうじき出始めるコノシロを締めたりするのに使ってみようと思います。

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さて、この橙、娘達も代々受け継いでくれるでしょうか?

いつか、誰かが新しい橙料理を持って里帰りして来たら嬉しいですね~。

お家でジビエ

それで、本題の妹にもらった猪肉の話です。

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焼肉にしたり、オーソドックスに豚汁みたいな猪汁にしても良かった
のですが、今回はシンプルな塩炊きにしました。

水にさらして血を洗い流し、火にかけ灰汁をとります。

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猪を料理したことがある方ならわかると思いますが、この時、かなり
灰汁が出ます。これをとらないと獣臭がきつく美味しくなくなりますね。

灰汁が出なくなったら、酒、生姜、ニンニク、塩、胡椒、昆布を入れて
圧力鍋で5分ほど。

自然に冷ましてしばらく置き、醤油を少し足して味を調えます。

これに長葱を乗せて、ポン酢と柚子胡椒で頂きました。

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圧力鍋で炊いた猪肉は箸で切れるほどの柔らかさ。
娘達も喜んで食べます。

この料理の原型は、昔おじさんところで食べていた骨炊きです。

鹿や猪の肉を取ったあとのガラや筋は大鍋で長時間煮られ、塩味のスープ
になるのですが、骨にはまだ身や筋がついていて、それを剥ぎ取りながら
しゃぶるように食べるのが好きでした。

そこで、何とか同じような味を出したいと思い、考えついたのが塩炊き
です。骨がないのでやっぱり少し違うのですが、十分懐かしさのある味
です。

で、あらかた肉を食べたら、残ったスープにニンジン、ジャガイモ、
トマトなどの野菜を入れ、ハーブを少し足してボルシチ風のスープに
しました。これも体が温まるので、寒い時期には良いと思います。

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最後に、脂身の多い肉が一塊あったので、これはカレーにしました。
猪肉と言えば、皮の下の分厚い皮下脂肪の層が特徴的ですが、
これは好みが分かれます。

そこで、私は誰でも食べられるように、この部分をカレーに仕立てます。

下処理は塩炊と変わりませんが、脂身が多い分ラードが浮くので、
このラードを使って野菜を炒め、鍋に戻してカレーにしました。

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大分らしく、ナバ(シイタケ)入りです…(笑)

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脂身はプルプルのゼラチンの塊のようになり。
肉も舌で切れるほど柔らかくなっています。

猪汁にするとあまり食べませんが、娘達はこの猪カレーなら喜んで食べて
くれます。

さて、釣りに行けないので食べ物ネタばかりですが、1月も後半に
入ったので、あと一月少々でエノハの解禁です。そろそろそちらの準備もし
なければなりませんね。

鮎のほうは稚魚の成長が順調との事なので、あとは放流後の水量次第と
いったところでしょうか?

だんだんそちらのほうが気になりはじめています。

ジビエの思い出

年明けから何かと忙しく、久しぶりの更新です。

といっても、釣りに行けていないので、また食べ物の話。
最近、流行りの「ジビエ」です。

ジビエとは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味するフランス語
らしいのですが、私にとってこれらの肉は幼少の頃からとても身近な
存在でした。

というのも、親戚に鉄砲撃ちのおじさんがいて、この時期になると
いつも肉をくれていたからです。

おじさんは、腕の良い鉄砲撃ちで、国東半島の山々に精通しており、
遠く大分市内からも教えを請いに来るハンターがるほどでした。

猪や鹿が獲ればすぐに電話が入り、親父と一緒にもらいに行ったもの
です。

大酒飲みでもあったおじさんは、同じく大酒飲みの親父ととても
気が合うようで、親父もしょっちゅう入り浸っていました。

行けばだいたい「まあ上がれ」で焼酎から始まります。
当然帰れなくなるので、私も一緒に泊まります。

普段は眼光鋭く怖くて近寄りがたいおじさんも、焼酎を飲むととても
優しくなって、飲み過ぎてクダを巻きだすまでは、猟の事を中心に
本当にいろんな事を話してくれました。

それは、猟の事であったり、山菜やキノコの話であったり、おじさん
の生い立ちであったり、神戸で働いていた若い頃の苦労話であったり、
国東らしく神仏の話であったりと実に様々でした。

そのうちのいくつかは今でも鮮明に覚えていて、今でも時々思い出し
ます。

私は子供のくせに大人の話に興味津々で、出された肉料理も喜んで
食べるものですから、おじさんも大変気に入ってくれて、いつもとび
きり良い肉を出してくれました。

それで、獣も鳥も結構な種類を経験しました。

猪や鹿はもちろんの事、ウサギやムジナ、キジ、ヤマドリ、ヤマバト、
ヒヨドリ、カモなど多種多様。

美味しいものからクセの強いものまで、いろんな鳥獣を頂きました。

中学に上がる前くらいからは、親父と一緒に猪や鹿の解体も手伝い
ました。

猪を湯煎して毛を毟るのを手伝ったり、鹿を吊るして皮を剥いだり…。

鳥の羽を毟るのは私の仕事。鶏やチャボならお湯を使えば簡単に毟れ
るのですが、カモ等の水鳥は羽毛が水を弾くうえ、羽も外側と内側の
二段構造になっているので、一羽を剥くのにとても手間がかかります。

でも、手がかかるからこそ美味しくて、牛蒡を入れて醤油で仕立てた
カモの吸い物は、山芋がつなぎの手打ちそばの汁には最高でした。
鶏とは違う深い味わいと、野鳥特有の旨みのある締まった固い肉は、
今でも懐かしく思い出されます。

そうそう。

野鳥と言えば、野山に餌の少なくなるこの時期は、親父に習った罠で、
我が家の竹山に来るヒヨドリを獲っていました。

実家ではこの罠の事を「うっつめ」と呼んでいました。

野鳥の捕獲は厳密には狩猟免許が必要ですが、私が獲っていたのは
もう30年くらい前の話なのでさすがに時効でしょう…(笑)

今日のように冷え込んで、うっすら雪が積もるようになると、餌が見つけら
れないヒヨドリは、ついつい罠に置かれた餌を啄んでしまいます。

獲ったヒヨドリは羽を毟って、産毛を焼き、出刃包丁でバラしたら、七輪で
炙って砂糖醤油で食べるのが常でした。

さて、この罠は全国区のようです。

中学校の時の国語の教科書に、井上靖の「赤い実」という小説が載って
いましたが、その中にこの罠と全く同じ原理でヒヨドリを獲る件がありました。

挿絵が「うっつめ」とほとんど同じで、とても驚いたことを覚えています。
田舎では昔から子供達の遊びの中にあったんですね。

でも、ここで勘違いのないように。

いかに大分の田舎といえど、私の世代でこんなことしている同級生は
ほとんどいませんでした。

私は当時からちょっと変わった子ではあったのですが、海・山・川が
大好きでしたし、人の知らない事を知るのが楽しくもあり、親父の元に
飲みに来る昔の少年達から自然相手の遊びを色々教えてもらいました。

トリモチでメジロを獲ったり、カニ籠を買ってもらってツガニを獲っ
たり、ウナギ籠やハエとり瓶をつけてみたり、収穫が終わって堰が落
ちると、カナツキ(銛)を持って鯉や鮒を突きにいったり…。

同級生がファミコンに興じる中、親父達(生きていれば72歳)の子供
の頃の遊びをしてたんですね。

でも、今にして思うと、本当に貴重な体験ができたと思います。

今は街に住んでいて犬さえ飼えませんが、実家にいたら確実に鉄砲撃
ちをやっていたでしょうね…(笑)

さてさて、調子に乗って子供の頃の思い出を長々と書いてしまいました。

本当は、妹にもらった猪肉を料理したことについて書くつもりだったのですが、
長くなったのでまた次回にします。

とりとめのない話ですみません。
お付き合いいただきありがとうございました…m(_ _)m
プロフィール

明太子(^^)

Author:明太子(^^)
春と秋は渓流のフライフィッシング、夏は鮎の友掛け、晩秋から冬はダゴチンや海のフライフィッシング。年間通じて魚を追いかけています。
フライフィッシングは大好きですが、料理も食べる事も大好きなので、いわゆるC&R派ではありません。フライで釣った魚を食べることに抵抗のある方もおられると思いますが、その点は予めご了解ください。

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