で、翌日。
Y先輩が粘っていた淵に陣取るべく未明に家を出ました。
大鮎シーズンの週末なのでお客さんも多いだろうと思っていましたが、6時過ぎの時点で囮屋には三台の車…。
私の何人か後で囮は売り切れ。
まあ、連日32~33㎝という釣果が報告されていますから、当然と言えば当然ですね。
ということで、オトリを買ったらポイントまで猛ダッシュ。
6時半には着いたのですが、残念ながら先行者あり。既に着替えて竿まで伸ばしていました…(笑)
仕方ないので、さらに下流のポイントに入りました。
途中のポイントは県外ナンバーでどんどん埋まっていきます。
私は地元の方の邪魔にならないように農道脇のスペースに寄せて停め、ゆっくり準備をはじめました。
と、しばらくしてテルさんから電話。
今日は会のメンバーが何人も来るとの事。
他のメンバーともやり取りし、このポイントにはテルさんと千鮎さんが合流することになりました。
早朝なので厳しいとは思いましたが、テルさんたちが来るまでの間オトリでも取れないかと思い目の前の良さそうな瀬肩から攻めてみます。

でも、養殖第1号は具合が悪かったみたいで、鼻カンを通したらなぜか瀕死状態に…。
仕方ないので、錘を打って引いてみましたが無反応。テルさんたちが到着する頃には棒になっていました…(泣)
あ~ぁ。今日もダメかな?
どうせ掛かるのは昼からだろうと思い、しばらくは先輩達の釣りを観察していました。
早朝からでも掛かると言うテルさんに、ほどなくして1匹目。続けて2匹目。
あれれ、掛かるじゃん…。
テルさんが上流の早瀬に入った方が良いと言われるので、養殖2号を持っていきました。

このポイントは長いトロが絞り込んで瀬になるポイント。
よく見るとヘチには良いハミ跡があります。
結構押しが強いので、背針を打ってベタ竿で釣りました。
しかし、すぐに根掛りでロスト…。
そこで、下って行ってテルさんに釣り方を聞き、昼から用に温存していた最後の養殖を出動させることにしました。
これでダメだったらテルさんに養殖借りよう…(笑)
さて、養殖3号に背針を鉛を打ち、今度は瀬の中でオトリが止まるポイントまで慎重に横スライドさせていくと一発でビュ~ン!
25㎝くらいのいいメス鮎が獲れました。
オトリが変わった事をテルさんに告げると、この時期はメスの周囲に固まっている事が多いので、掛かったポイントを重点的に攻めた方が良いとの事。
普段ならさっさと移動するのですが、ここはアドバイスどおりやってみることにしました。
前と同じように鉛を噛ませ、瀬の中で止めているとコツン。
おぉ~。ホントだ。
そこからその周囲を重点的に釣り、3匹確保。
これでもうオトリの心配はありません。
そうこうしていると、他の釣り人がやってきて我々の下流の瀞場に入りました。
普通は入らないようなポイントです。
オトリが売り切れで入荷を待って来たとの事でしたので、よっぽどポイントがなかったのでしょうね。
しかし、農道のど真ん中に停めていたのには驚きました。
地元ナンバーだったので話はついているのかもしれませんが、迷惑にならないようにしてほしいですね。
さて、アタリが止まったので、しばらく場所を休ませてまた再開。
同じ場所で粘っていると、オトリが外れて緩流帯に入った途端にコツン。
目印が上流に走ったので良型と分かりました。
そんなに走りませんがとにかく重たい。オトリどころかなかなか鉛も上がってきません。
ここは冷静に…。
長良型の針で作ったヤナギですし、取り込む場所は確保しているので、根掛かりに注意しながら慎重に瀬を下って時間をかけて獲りました。
幅広の綺麗キレイなメス鮎です。
長さが微妙な感じがしましたが、テルさんに見せると多分尺あるので測った方が良いとの事。
検量してみると、30.5㎝ありました。

よしっ、普通の尺鮎ゲット!
この川で連日上がっているスーパー尺鮎ではありませんが、私の腕ではこれで充分。
そこからは気持ちも軽くなり、余裕を持って釣ることができました。
そこから3人でポイントを入れ替わりながら夕方まで。
何とかツ抜けすることもできました。

尺鮎は320g程の九州らしい鮎でした。
テルさん、千鮎さん、今日もお世話になりました。
お二人から教えていただく事はいつも大変勉強になります。
今後ともよろしくお願いします…m(_ _)m
実際問題、今日尺鮎が釣れたのはテルさんにアドバイス頂いたからで、一人でやっていたらまずあのポイントで粘らなかっただろうと思います。何事も先達は…ですね!
さて、尺が釣れた事を家内に連絡していたら、三女が手紙を書いてくれていました。

皆さん読めますか?
まだ年長さんなので字が怪しいのですが、こう書いています。
「とうちゃん しゃくをいっしょにたべようね きん○まにしょうゆをつけようね」
…。
………ん?
先日の会話
明太子:「白子は醤油かポン酢をつけたら美味しいよ」
三 女:「白子ってなに?」
明太子:「う~ん。鮎のき○たまかな」
って、子どもはすぐに憶えたことを口にするから恐ろしい…。
「ごめん。今日の尺はメスだから、きんた○、入ってない。別のオスを焼いてやるからね。」
と三女にはオスを。

私は真子を一杯詰めた泣き尺を焼き、先日anaさんに頂いた濁り酒で祝杯!
さてさて、今年も何とか尺が獲れました。
かなり渋くはなってきていますが、まだまだ釣れると思うので、これから先は、ゆったり記録更新を目指したいと思います。